備前県民局 令和2年度 地域づくり支援事業

事業の目的

備前局管内の概ね3市町村において、各一回ずつ映画上映を行う。通常の利用時とは異なる新しい魅力を発見できる開催地を選択し、その場所で観覧すること自体が新しい体験となるイベントとする。また、それぞれの地域の特産品や人、歴史などを紹介する出店を併設することで、地域外からの来場者にとっては地域の魅力を知る機会、地域住民にとっては地元愛を醸成する機会とし、地域へのIターン移住、未来のUターン移住を促進することを目的とする。

事業概要

備前県民局管内の3市町において、映画の上映イベント及び付随する物販等の催しを行った。

10月18日(日)和気町(三保高原スポーツ&リゾート 高原の宿ロマンツェ)

上映作品「ロラックスおじさんの秘密の種」

  • 3市町移住PR動画上映、和気閑谷高校制作地域紹介動画上映
  • 和気町商工会認定商品販売、ドイツの森(赤磐)商品販売、牛窓ねんどころ(瀬戸内)カフェ営業、裳掛地区(瀬戸内)おこわ販売、熊本水害支援バザー等

11月 7日(土)赤磐市(おかやまフォレストパーク ドイツの森)

上映作品「ピノキオ」

  • 3市町移住PR動画上映
  • 和気町商工会認定商品販売、ドイツの森(赤磐)商品販売、牛窓カフェ(瀬戸内)カフェ営業、裳掛地区(瀬戸内)おこわ販売、熊本水害支援バザー等

11月14日(土)瀬戸内市(牛窓オリーブ園)

上映作品「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」

  • 3市町移住PR動画上映、バウロン奏者による作品紹介動画上映
  • 和気町商工会認定商品販売、ドイツの森(赤磐)商品販売、牛窓カフェ(瀬戸内)、キノシタショウテン(瀬戸内)カフェ営業、裳掛地区(瀬戸内)おこわ販売、熊本水害支援バザー等

また、会場ではカメラマンおよびドローンによる素材撮影と、事後にはPR用の冊子制作を行った。

運営は協議会および「瀬戸内ほしのさざなみ映画館実行委員会」を中心に、和気町の地域おこし協力隊、移住推進員、ボランティア、地元高校生等によって行った。

開催地の選定と、自治体との連絡調整、告知については協議会および備前県民局地域づくり推進課によって行った。

成果・効果

新型コロナウィルス感染症によるイベント関連の冷え込みにも関わらず、(雨天の赤磐会場を除いて)定員以上の来場者数を達成することができた。開催地である各市町と、県民局、また県民局管内の別市町村(備前市、岡山市)からも告知協力を得たことが集客に結びついたと考えられる。

来場者内訳では、開催地の他に近隣市町村、稀には県外からの来場者もあり、告知の方法によってはまだ集客を増やす余地があると思われた。Facebookのページフォロワーは170程度から600を超え、また、吉井川流域映画祭の告知投稿のリーチ数は3000を超えたことからも、開催市町および圏域における魅力的なコンテンツとして口コミの対象になったことが伺えた。

来場者からのアンケート回答では、有料になっても続けて欲しいとの声もあり、来場者の満足度は高かった。出店についても増やして欲しいという意見が多く、次年度への可能性を感じることができた。 また、開催地の選定や、新型コロナウィルス感染症の対策を検討する中で、岡山ヤクルト工場(和気町)、アール・エリアズ・マーケット(赤磐市)、岡山村田製作所(瀬戸内市)からも上映場所の提供や協力について承諾を得られたり、その過程で赤磐市役所や和気町役場、和気商工会からの助言、協力があった点、開催時に各市町の地域おこし協力隊や高等学校の協力があった点など、事業後の広域連携につながる数字以外の成果も多数あった。

事業費

事業総額 2,547,060円(うち補助金額2,000,000円)